人間関係が苦手な人の為のコラム

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心を護る鎧は「幸せよりも感謝」

自分の心を護る為

 

人間関係に悩む方はたくさんいます。日本に住んでいて、家族がいて、社会生活を営み、地域活動への貢献も必要となる。これら様々な関係生の中で、大なり小なり人間関係には歪が生まれる事の方が自然であり、人間関係に全く問題を抱えていない方が不自然にすら感じます。

 

10人いれば、考え方は10通りです。それは親子や兄弟のような近い関係であっても例外ではありません。まず最初に、人はすべてが違う物質である事を理解する事が必要です。そんな人間関係の中で自分の心を護るためにはどうしたらいいのかを考えていきます。

 

 

権利と統治のバランス

 

少し大きな枠組みを考えた時、国家と個人の関係を考えてみます。国家は国の存続と、国民の生命と財産を守るために、国民にルールを課し統治します。国民は人間としての自由と権利を主張します。

 

国として考えた場合、個々の自由と権利をそのまま認めると、国を維持する事ができません。一方、国民は、国の統治一辺倒では人間としての尊厳を失うと感じます。国家と国民は権利と統治のバランスの上に成り立っているのです。

 

社会生活における権利と統治のバランス

 

権利と統治のバランスは、国家だけの事ではありません。例えば、会社と社員、自治会と住民、家族と個人、様々な枠組みで存在します。そして、小学校や中学校の義務教育では、これらのバランスを教える事が本来の役割となるのです。教え方は、団体生活や道徳など、一昔前で言う"本学"という言葉に当てはまります。

 

本学に対して、国語・算数・理科・社会等は"末学"と言います。『本末転倒』という言葉は、これら本学と末学が逆転している事を言います。人間にとっては、本学が最も大切な事だと、先人は説いているのです。

 

どのような枠組みでも、権利と統治のバランスは必要と言う事を理解した上で、自分の心を護る為にはどうしたらいいのかを考えていきます。

 

「幸せだね」の功罪

 

「幸せだなあ」「幸せだね」など、幸せと言う言葉は人間にとって素晴らしいものです。人間誰しも幸せになりたいですよね。良く自己啓発本などを読むと、幸せを呼び込むためには、「言葉に出して幸せと言いましょう」等と書かれています。確かにその通りだと思います。

 

しかし、ここで気を付けないといけないのは「幸せだなあ」と言ったまま思考停止になる事です。幸せをはき違えてしまうと、周りの人や組織に迷惑を掛ける可能性もあるからです。そして、迷惑が積み重なれば人と人、人と組織に歪が生じ、人間関係を悪化させてしまいます。

 

幸せよりも感謝

 

人間誰しも幸せに生きたいと願います。幸せの概念は人それぞれです。「健康に長生きする。子供が健康に育つ。起業して成功する。お金持ちになる。」人それぞれなので、どれも正解です。ただ生きているだけで幸せと感じる人もいるでしょう。

 

ここで理解しなくてはいけないのが、幸せは自分一人だけで掴みとる事が出来ないという点です。

 

あなたが起業して成功したいのなら、物やサービスに対して対価を払ってくれる人がいなくてはいけません。起業に対しての協力者も必要でしょう。

 

健康に長生きをしたいのなら、健康な体で生んでくれた親がいなくてはいけません。時には病院に行く事もあるでしょう。体にいい食事もあります。

 

子供が健康に育つ為には、読み書きする為の教育。栄養バランスが考えられた給食制度。保育施設や学校や病院など、子供が生まれてから成長するまで沢山の施設と関わりがあります。

 

これらに共通した言葉は"感謝"という言葉です。「感謝しましょう」と漠然に言われてもピンと来ませんが、自分自身と置き換えてみると、いかに様々な事柄や人間と関わって幸せになっているのかが分かります。

 

 

生命に感謝

 

人間は、数えきれない物質に支えられて生きています。例えば食事。日本人は「いただきます」とお題目を唱えますが、この言葉には生命に対しての大きな感謝の意味が込められています。

 

食卓に並んだ食物はすべて生命です。肉や魚や野菜。動物を殺した肉を頂いています。植物だって生命を頂いています。生命だけでなく、食物となる野菜や動物の生産者がいなくては食事はとれません。更に言うと、人間が食べやすいように品種改良をしてきた研究者もいます。

 

日本人の主食の米は、弥生時代に日本に伝わった後、田んぼを作り田植えをする現在のスタイルに進化しました。この稲作方法が無ければ、現在の美味しいお米は存在していないでしょう。※米は日本に伝わった後、日本で稲作として進化発展しました。

 

宇宙に感謝

 

さらに、水が無ければ、食物となる動物も植物も生きていかれません。そもそも、人間は生きていかれません。土は?火は?月は?太陽は?地球は?宇宙は?

 

また、人間単位で見ると、自分は親がいなくては存在しません。(親子関係の歪みは別問題なので深く考えないでください)親は祖先がいなくては存在しません。日本で考えると、日本列島にわたってきた人がいなければ日本人は存在しません。

 

日本に感謝

 

現在では、日本国と言う国家が無ければ日本人は存在しません。警察・消防・自衛隊・行政機関などの存在が無ければ、国民生活は営まれません。過去歴史上に日本を守り発展させようとした偉人や庶民がいなければ、今の日本は存在しません。

 

ジャンルも時系列もバラバラになってしまいましたが、これら繋がりが、仏教の他力本願、儒教の教え、神道の自然崇拝と八百万の神の信仰であったりするのです。

 

自分に関わるもの全てに感謝する気持ちが無ければ、幸せにはなれないと感じますし、感謝する心が無く、ただ「幸せだ」と言っても、それは上辺だけの独りよがりの感情と見られても仕方がありません。

 

感謝の気持ちが

 

感謝の気持ちを持つことができない人は、人間関係が悪い事が多いです。そもそも、人間関係の歪みに気が付いていない事も多いです。人間関係を良好にしたいのであれば、万物に対しての感謝の気持ちが大切です。

 

理想的な人間関係!と、あまり神経質になってもいけません。「隣人を愛せ」とも言いません。「こんな意地悪な人は自分にとっての修行だ!」などと、自虐的で極端なプラス思考に持っていく必要もありません。

 

それよりも、自分は世の中で生かされている事を自覚し、幸せは後からついてくるものだと考える方がとても自然ですし、気が楽です。「自然体で生きる」と良く言われますが、自然体とは自由気ままに生きるのではなく、自然と調和して生きていく事です。

 

「幸せよりも感謝」を意識し、肩の力を抜いて自然体で生きる事が、自分自身の心を護る強固な鎧となる事でしょう。

 

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